「特定施設」とは、介護保険サービスのうち、特定施設入居者生活介護の指定を受けている施設のことです。生活の中で必要となる食事や入浴、排せつといった介護サービスを、一定の料金負担で受けることができます。入居後、介護度が上がっても介護度毎に定められた定額の自己負担額にて介護サービスが受けられます。足腰が不自由で寝たきりになってしまい、毎日のように介護が必要になった場合でも、自己負担額が定額という点は利用者様とそのご家族にとっても安心です。また、特定施設では施設内に介護スタッフが常駐しているので安心ですし、生活援助においても手厚いサービスを受けることができます。
長年住み慣れた街で晩年まで過ごしていただきたい、街のイベントをいつものように楽しんでもらえたら、そんな想いから田辺市の文化と歴史の中心地である中屋敷に当施設を開設しました。
1階居室エリアはトラディショナルでシック、2階はカジュアルなカントリー調、3階のリビングダイニングはペントハウスをモチーフにし、木のぬくもりが感じられる飛騨家具でコーディネートしています。
施設から歩いて5分、24時間365日入院治療を提供する「外科内科 辻医院」がホームドクターです。日常の往診や訪問診療、訪問看護だけでなく病状増悪時の入院治療も対応可能です。また看取りも対応いたしますのでご家族様も安心です。
常に最新版に更新される介護記録ソフトを搭載したタブレットにより、全入居者様の健康管理を実施します。看護師が毎日、ベッドサイドで生体情報や食事状況、服薬情報などの管理を行い、医療機関受診時のデータ提供や、データ分析による安全管理体制の向上に役立てています。
誤薬・混入リスクを防止するために「与薬カートシステム」を導入しました。内服薬、点滴薬、注射薬は鍵付きのシャッター内で保管され、患者様毎の専用トレイで1週間分、正確に分類管理します。
不審者の侵入防止と入居者様が誤って外出されないよう施設の入り口はICカードで管理します。敷地内、施設内には十数台の防犯カメラを設置、常時録画をして安全確保に重点をおいています。
1年の内で最も暑いといわれる7月23日・24日・25日の3日間、450年以上の歴史をもつ「田辺祭」が厳かにおこなわれます。傘鉾が巡行する田辺祭は、2016年10月に世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に追加登録された、「鬪雞神社」の夏祭です。
古文書でみると、紀州藩主浅野幸長(あさのよしなが)、田辺領主が浅野左衛門佐(さえもんのすけ)の時代であった慶長10年(1605)に、「権現宮祭礼町中改車」、同12年「流鏑馬三騎町より出」という記録があります。また、徳川頼宣(よりのぶ)が藩主になって徳川御三家が成立し、頼宣の附家老であった安藤帯刀直次(あんどうたてわきなおつぐ)の領知となってからの寛永10年(1633)には、一時、能の奉納となったようですが、寛文12年(1672)に袋町(福路町)の鉾の台が車となり、翌年の延宝元年には町中の台が車となったという記録があり、この頃には現在の笠鉾の原形ができあがったようです。
すべてのお笠のお勤めが終わった後、流鏑馬行事が始まります。田辺祭の最後を飾る行事です。本殿前に参列した神職・社総代・宿等が鳥居前に移動し、流鏑馬が始まります。乗子3人が3頭の馬に乗り、各1騎ずつ3回、合計9本の射的を行います。夜遅くの行事ですが、多くの見物人が回りをとりまきます。(午後9時30分頃)流鏑馬が終わって、祭は幕を閉じます。
平成29年の田辺祭 流鏑馬のお宿を、イストワールが務めさせていただきました。実は、37年前にも当法人としてお宿を受けたことがあり、今回は2度目のお役目となりました。
歴史と文化の香る中屋敷という立地だからこそのお役を賜り、大変ありがたいことでした。
イストワール入所者様達も非日常の時を大変喜んでくださり、当法人としましても充実した輝かしい毎日でした。
これは中屋敷イストワール開設記念として製作し
2017年クリスマスに全入居者様に無料配布したものです。